レーティング:★★★★☆☆☆
自分自身はミッション系の教育を受けたことがなく、また自発的にキリスト教について勉強することもなく生きてきたのですが、最近ひょんなことで聖書ってなにも知らないなと思い立ち借りてきました。聖書は旧約、新約とあるわけですが、これらすべてを通読するのは余りに骨なので、かなり安易ですがKKベストセラーズのこの一冊を入門書として借りてきました。
通読してみて、聖書の名場面はよくわかったのですが、なかなか書いてあることが理解できても、共感したり深く納得するのはかなり難しいな、というのが率直な感想です。特に旧約聖書の世界観というか歴史的な記述はなかなかすっと頭に入りません。新約聖書はもう少し一般倫理観的な観点で理解できる気もするのですが、それにしても罪人がまず最初に許される神の寛容さなど、親鸞的な価値の逆転も見られて、これまたそうだよねとすぐに分かるものでもありませんでした。
もう少し違う角度の聖書の入門書を読んでみたいと思います。また違った面白さが分かるかもしれません。
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