2017年12月17日日曜日

第179回:「グーグルのマインドフルネス革命」サンガ編集部

レーティング:★★★★★☆☆

前回のレビューからなんと2か月ほど空いてしまいました。おそらくこのブログを始めてから一番間隔があいてしまったような感じがします。一つには仕事がやたら忙しく、マルチタスクを強いられ、拘束時間が極めて長い環境になってしまっていることが原因で、当然心身ともにストレスを感じる状況にありました。そんな中で久々に手を伸ばした一冊がマインドフルネスに関するものであったのは、まったく偶然ではなく、自分のニーズがあったのだと思います。

マインドフルネスについては、いまさら解説不要なほど人口に膾炙しているトピックであり、本書も昨年あたりは本屋でとてもよく見かけました。表紙に斜めにGoogleと書いてある一冊です。内容は、同社でマインドフルネスに関するプログラムの中心的な人物として活動しているビル・ドウェイン氏へのインタビューに解説を加え、さらに簡単なプラクティスのためのCDが付いています(まだ聴いてません)。内容はとても平易であり、どうしてGoogleがマインドフルネスを大胆に導入したのか、また、同氏がなぜ瞑想というものをし始めたのか(仏教徒だそうです)などが書いています。本書は強く実践を意識していて、どうやって入り口に立って、実際にやるよう促すかに力点が置いてあり、その意味で深い内容ではありませんが、手っ取り早く読めて忙しい方にはお勧めです。

以前から禅寺での体験座禅でもやってみたいと願っていますが、まだ適っていません。近くのお寺でもやっているようなので、ぜひ仕事や育児に追われる日々の中で一度くらい行ってみたいところです。