2018年8月18日土曜日

第194回:「アラフォーからのロードバイク」野澤 伸吾

レーティング:★★★★★☆☆

前回レビューから1ヵ月弱も空いてしまいました。この夏は仕事もなかなか減らず、家でなんやかやとやることが多く、読書ペースが上がりません。今年は年後半に向けて更に忙しくなる見込みなので、来春までは腹を括って読めるときに散発的に読むしかなさそうです。

そんななか、今春から運動不足を少しでも解消するためクロスバイクに乗って近所のサイクリングロードなどを走っていますが、思いのほか面白く長続きしています。サイクリングロードは車で並走することはありましたが、実際に自分で走るとこれまた見晴らしもよく爽快で、クロスバイクでも2時間半くらいで40Kmくらい移動できることが分かってきました。サイクリングロードを走っているのは、ロードバイク6割、クロスバイク2割、歩行者・ランナー・ママチャリ2割といった構成ですが、ロードバイクとクロスバイクには見た目以上の圧倒的な速度の差があり、年配の方やかなりメタボっぽい方にもぶっちぎられます。速度でいうと私はだいたい時速20Km程度で巡航しますが、ロードバイクは無理なく時速30Kmはでているようで、少し力を込めると恐らく40Km近くは出ているのではないでしょうか。

クロスバイクは扱いやすいですし、そこまで高価でもないので街乗りも含めて気楽に楽しめるのでこれはこれで十分満足なのですが、ロードバイクの凄さの秘密に触れたいと思って借りてきたのが本書です。ワイズロードというスポーツバイク専門店の人が描いた本で、その仕組みから乗り方、楽しみ方まで丁寧に書いてあり、新書という意外な形式ではありますが、絵も入っていて楽しい構成です。チェーンは走った後に必ず乾拭きするとか、ケイデンスを一定にする、高性能かどうかより自分の使いたいスタイルで機材を選ぶなど、なるほどと思うものや知らなかったということもあり、なかなかです。ちなみに本書は見慣れないカバー(表紙)だとおもったら、ソフトバンク新書というところからでているということです。2013年6月発行です。