2012年10月20日土曜日

第55回:「レバレッジ勉強法」本田 直之

レーティング:★★★★☆☆☆

先日読んだ同じ著者の『レバレッジ・シンキング』のシリーズです。今回は社会人の勉強法に焦点をあてたものです。かなりの部分が『レバレッジ・シンキング』の内容とかぶってはいますが、自分用のメモも兼ねて内容をご紹介したいと思います。ご興味ある方は、手に取ってみる価値が十分にある一冊だと思います。

まず、本田氏は勉強を三種類に分類します。すなわち、①試験、資格、②知識、ノウハウ、③情報です。そして趣味的なものを除けば、社会人の勉強は将来継続的なリターンを得るための投資と割り切り、7つのチェックポイントで極力向いていない勉強や目的のあいまいな勉強を排除しようと呼びかけます。社会人が自由にできる時間はやはり限られているので、それを効率的なところに振り向け、さらに少ない投入量で目標に達することを繰り返し説きます。

具体的な分野としては、①語学、②IT、③金融知識を挙げ(これは人によって異なると思いますが)、勉強するための「仕組み」づくりを提唱しています。マニュアルのフル活用、アクティブ思考、ノルマ化、時間割などを駆使して、効率的かつ持続的な勉強を・・というノウハウが描かれていきます。

なお、最後の方にはこんなPCを使うといいとか、お勧め文房具などが紹介されており、さすがにこれは要らない内容である気もしますが、まあこういう柔らかいネタもなかなか面白く、嫌みなく紹介されているところが、本田氏らしくてすごいな、と感心しました。

いっちょ勉強しようかな、という方にお勧めです。ちなみに社会人向けに書かれていますが、学生さんが読んでも十分に使える内容だと思います。

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