レーティング:★☆☆☆☆☆☆
好きな作家やミュージシャンの作品で、こういうものは出さないで欲しかったよな・・というものはあるでしょうか?私は、たまにあるのですが、本書はその典型例です。最晩年の河合先生と脳科学者の茂木氏の対談です。
残念ながら対談本にろくなものはない(いいものはごく稀)という私の限られた経験則そのままでした。中身の薄さ、対談の深まらなさ、茂木氏の脳科学者としての知見がタイトルとは裏腹にほとんど示されないことなど残念な部分が目立ちます。当時、脳科学というものがクローズアップされたところで、ブーム本でもあったのでしょうが、これが世に出された価値は殆ど無いように思われます。
ここまで対談本に懐疑的なら、読まなければいいじゃないかという指摘はあると思いますが(そして、その通りだと思いますが)、ついつい気になる人のものは読んでしまいます。どこかでいけてる対談本に会えるよう、ぼちぼち読書を続けたいと思います。
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