2016年1月10日日曜日

第135回:「麻雀放浪記(三)激闘編」阿佐田 哲也

レーティング:★★★★★★☆

明けましておめでとうございます。本年も細々と本を読むたびにアップしていきたいと思いますので、たまに覘いてやってください。2015年の書評は結局26冊でした。これは結果的に2014年と全く冊数であり、概ね一定のペースで本が読めたということかと思います。振り返るとこの書評を始めてから1年を除いて20冊台なので、平日働いている身としてはここらへんが適正ペースなのかもしれません。

読書は別にして、2015年は子供がボーイスカウトを始めた関係で、いくつかの活動についていったり、個人的にキャンプに行ったりと割と自然に親しむことが出来た1年でした。年初は喘息になりかけたり(こちらは幸い完治)、肋骨おったりと多難でしたが、年後半にかけて忙しかったものの風邪もひかず、家族そろって元気に過ごせたことはなによりでした。今年も年初に立てた目標を達成できるよう、謙虚に進んでいきたいと思います。

さて、今年の最初のエントリーは昨年(二)まで読了していた麻雀放浪記の第三弾です。前回(第128・129回)より評価をかなり上げました。ネタバレになるので詳細は割愛しますが、人に頼らない無頼の博徒として生きてきた哲がなんと会社に就職します。これがまた普通の会社とは程遠いワイルドなところでして、結局仕事ではなく麻雀をしているのは変わらないのですが、話に円熟味が増してきます。また最後の方は元に戻っていくのですが、サブタイル(激闘編)に相応しい読み応え有る内容です。今回はイカサマは減少してきて、かなりまっとうな麻雀の話なので、そういう方が好きな方も読める内容です。

ついに次は最後の(四)となりすが、読みだす前から楽しみです。他にも何冊か読んでいるので1月はそれなりにレビューが出来そうです。末筆ながら皆さまの1年が佳きものとなるようお祈りしています。

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