2012年9月23日日曜日

第51回:「レバレッジ・シンキング」本田 直之

レーティング:★★★★☆☆☆

今日は久々の自己啓発系の本をレビューしてみます。本田氏は売れっ子のビジネス書/自己啓発書の著者であり、本書もそうですが「レバレッジ」シリーズで好評を博しています。私は書店で立ち読みしたり、新聞の広告で見かけたりもしていて、関心は持っていたのですが読んだのは本書が初めてです。

さて、内容はタイトルのいかつさ、とは裏腹にきわめて真っ当な自己啓発書です。要点をまとめてしまえば、①アスリート同様にビジネスパーソンもトレーニングが必要、なのに多くのビジネスパーソンは仕事に時間を取られすぎてトレーニングしていない、②Do more with lessを念頭に、より少ない労力で効果を上げるべく、押さえるポイント、力を入れる部分を見極めて賢く研鑽することが必要、③必要な勉強等の時間はあらかじめスケジュールに組み込む、休日の時間割を作る、習慣づけるなどで捻出、④知識は先駆者のまとめたものや外部スクールなどを積極的に利用して効率的に吸収する、⑤人脈は自分が相手に何を与えられるかで考え、常に助言者(コーチ)を持つ、という感じです。

著者は毎日朝の5時から7時まで入浴しながらビジネス書を読んでいるそうで、本書の読みやすさや組み立て方は抜群だと感じます。質問の投げかけ、ノウハウの解説、著者自身の実践の仕方など非常に説得力があり、安心感があります。こういう本は、読んであー面白かったで終わってしまいがちなのですが、著者はそこを厳しく戒めているので、私も次のことは少なくとも心がけてみようと思います。

・労力、時間、知識、人脈の4資産を意識して生活する。
・本の内容をメモ化する、できれば持ち歩く。(本の種類によりますね)
・習慣化されたエクササイズは非常に重要。
・大きな習慣を定着させるには、小さな習慣を確実にやる。

読まれた方も多いかと思いますが、なんとなく時間がないと感じる方や自己啓発の方法論に関心ある方にはお勧めです。

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