レーティング:★★★★☆☆☆
いわゆる寓話形式をとって、現代の日本と東アジア情勢を題材にした一冊です。要は憲法九条を押し付けられ、それを不磨の大典として墨守し、変化する国際情勢についていけない日本が最後は中国に蹂躙されるというストーリーです。メッセージとしては、自分たちの国は適切な防衛力を自らの責任で確保して、自らの手で守らないといけませんよという警世の書となっています。
話としては筋は通っており、中長期の日本の危機を描いていますが、とくに寓話という形をとる必然性がなく、作品としての完成度もよくわかりませんでした。主流メディアからはかなり無視を決め込まれているようですが、一部の方々にはかなり受けているようです。
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